国会の二軍?それでも参院選が注目なワケ 歴代の総理大臣はゼロ。衆議院に比べ、存在感も超希薄
7月の参議院選挙において自公が参議院の過半数を獲得すれば、安倍内閣はより一層安定し、長期政権となる可能性が格段に高くなります。安倍首相の悲願である憲法改正に向けた取り組みも一層進んでいくことでしょう。そうした観点でいえば、今回の参議院選挙こそ、正に皆さんの「選択の時」なのです。
「参議院議員は国会の二軍である」という暴論を書いてきましたが、参議院ファンの皆さんのために、最後に少し付け加えておきます。
天皇陛下をお迎えして開会式を行うのは参議院本会議場であり、天皇陛下がお座りになる椅子が議場後方にあるのも参議院本会議場だけです。衆議院本会議場にも議長席上部に天皇陛下の御傍聴席があり、国会見学のときにもそのように説明されますが、実は天皇陛下が衆議院本会議場にいらっしゃったことは一度もありません。
その点では、つまり「格」という点では、やはり貴族院の名残がある参議院のほうが上なのです。また、参議院議員の中には、選挙と出世のことばかり考えている衆議院議員とは違って、真面目にじっくりと政策作りに取り組んでいる方も多いという点も、重要なことです。
そんなこんなで大注目の参議院選挙。この連載が、皆さんが「文句を言うだけの有権者」や「政治にまったく無関心の有権者」から卒業し、「自分たちで未来を選択していく有権者」になるための一助となることを祈っています。
せっかくですから、みんなで一緒に参議院選挙を楽しみませんか?
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