プリクラやSNOWで撮影した画像はもちろん、LINEやTwitter、Instagramにシェアします。ひとつの投稿に複数枚の写真を載せるパターンが多いため、プリクラとSNOWの画像を同時に投稿することもあります。かつてスマホで自撮りといえば、右斜め上から決めポーズを作って撮影し、顔の輪郭や口の辺りをハート形スタンプで隠すなど、あざとさが垣間見える写真がほとんどでした。でもSNOWやプリクラなら、誰もが平等にかわいく、平等に別人です。友人たちも素直に「いいね」できます。
Twitterには自撮りをアップするときに使われるハッシュタグがあります。ハッシュタグ「#らぶりつください」は、「いいね」とリツイートをしてください、という意味です。「#1mmでもいいなと思ったらRT」「#雰囲気嫌いじゃないよって人RT」もよく使われます。ほんの少しでもよいと感じた人や、この雰囲気が嫌いではない人はリツイートしてね、という意味です。ほとんどの人は雰囲気まで嫌いになることはないと思うので、ついリツイートしたくなりますね。
競合はLINE製の自撮りアプリ
さて、SNOWの快進撃に対して、アプリ市場はどうなっているでしょうか。実は、同じような顔認識スタンプ機能を持つ人気アプリが2つあります。それは、「egg」と「B612」というLINE製アプリです。しかし、中高生のスマホは容量が足りない場合が多いため、積極的に新しいアプリを入れません。異なる顔認識スタンプがあるとはいえ、SNOWがあればいいと考えている中高生もいるでしょう。
ところが、LINEは、プロフィール写真に動画を載せられる機能をサポートし、対応アプリはeggかB612のみという仕組みを作りました。LINEのプロフィール写真に何を設定するかは、中高生にとって重要事項です。顔認識スタンプ入りのかわいい動画を載せたい中高生は、eggやB612を利用するでしょう。
さらに、LINEがスノー・コーポレーションへの出資を決めたというニュースが飛び込んできました。自撮りアプリの今後の動向が楽しみです。
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