広告で「地震に弱い物件」を見分ける方法 耐震性、雨漏りリスクも広告からわかる!

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
拡大
縮小

この物件が危ないと考えられるのは、一辺の長さに対し、他の辺が極端に短いからである。

住宅は、当たり前だが「真四角」がいちばん安定している。もちろん、地価の高いエリアでそのような建物を手に入れることは容易ではないが、この間取り図のような著しい長方形の家は、建物のバランスがよくないために、強風で建物が揺れたり、地震で歪みが起きたりする可能性が高いといえる。

とはいえ、この住宅が「新耐震基準」を満たしていれば、理屈の上ではそこまで不安に思う必要はない、とも言える。建物を建てる際の基準になる「建築基準法」において、昭和56(1981)年6月1以降から現在にいたるまで適用されている基準が、「新耐震基準」だ。

この基準に従った建物は、

1. 中程度の地震で倒壊しない

ことに加えて、

2. 震度6以上の地震でも、建物内部の人間の安全が保たれる

とされている。要は、新耐震基準に基づいて建てられた建物なら、ある程度耐震性の面で安心できる、ということである。これは、住宅購入を検討したことのない方でも、ご存知のことと思う。

それでは、それを踏まえて、下の2つの広告をご覧いただきたい。これらの物件は、耐震上問題がないといえるだろうか。

次ページ間取り図で雨漏りしやすい物件を見分けろ!
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT