家は洋服と違い、飽きたら買い替えるということは、そうそうできるものではない。しかし、住宅購入者と日々接していると、どうしても「今、欲しい家」の実現に目が行ってしまうケースが後を絶たない、と感じる。「今、欲しい家」と、「将来、必要な家」は往々にして違うことが多いものだ。
といっても、不確定な未来を見据え、今を我慢しろというわけではない。購入した物件を将来スムーズに売ることができれば、この問題は解決する。
では、将来、マイホームをスムーズに、かつ極力値下がりしない価格で売るために、気をつけることは何だろうか。立地や築年数など、多くの要素を検討しなければならないのはもちろんだが、ここでは間取りに注目したい。実は、売りやすい間取りと売りづらい間取りというものが歴然としてあるのだ。
「将来の値下がり」という落とし穴にはまらないための、一助としていただきたい。
【ミッション1】間取り図で、売りにくい物件を見分けろ!
下の図をご覧いただきたい。2つの一戸建て住宅の間取りのうち、片方が「将来、値下がりしづらく、売りやすい」物件で、もう片方が「売りにくい物件」だ。では、どちらがどちらか、わかるだろうか?
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