ゴルフは18ホールでなくてもいいじゃないか 「時短」の工夫でゴルフはもっと楽しくなる

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「時短」でいえば、先日ゴルフ場関係者と飲んでいて、こんな話を聞いた。「自由な時間にハーフ(9ホール)ラウンドできるようになれば、ゴルフ場の入場者も増えるかもしれない」という。

ネットでゴルフ場予約サイトなどを見てみると、ハーフラウンドをできるコースもあるがまだ少なく、しかもその多くが「早朝(日の出とともに)」「薄暮(日没になったらごめんなさいで終わり)」の時間帯になっている。仕事前にちょっと回りたい、仕事が終わってから回って一杯やろう、などのニーズがあるのだろう。

ただ、それは仕事がある人、主に男性の都合を重視している設定といえそうだ。リゾート地や温泉周辺のゴルフ場では、観光客をターゲットにしているのか、10時、11時といった時間帯からハーフラウンドできる設定もある。ホテルをチェックアウトして2時間ほど遊んで、次の目的地へという流れなのだろう。

子育て中の女性が気軽にプレーできる時間帯

ゴルフ場が近くにあってゴルフの心得のある子育て中の主婦が、子供が学校に行っている間にママ友とハーフラウンド、なんていうことができれば楽しくはないだろうか。

ゴルフ場としては、受付や、18ホールをプレーする人とのスタートの割り振り、レストランなど業務が煩雑になるデメリットも多いかもしれない。会員制のゴルフ場が多いため、会員の理解なども難しいところもある。ただ、ゴルフ場利用者が減少している中、家庭に収まってしまった「元ゴルファー」の女性に、子育て中でもゴルフに復帰してもらえる環境ができたら、ゴルフ場にも、ゴルフ界にもメリットがありそうだ。ゴルフ界を支えてきた団塊世代が年齢を重ねるごとに18ホール回るのがつらくなってきたときにも、気軽にハーフラウンドできる環境があれば、クラブを(やめるために)置くことを遅らせてくれるかもしれない。

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