光速の日経平均1万4000円台到達はあるか 異次元の金融緩和がもたらす日本株独歩高
日本の株式市場は“異次元金融緩和”の効力が保たれているようだ。前週末5日の米国株式市場は、雇用統計の内容が失望されてNYダウ、ナスダックともやや軟調だったが、為替市場で主要通貨に対して円安が進んだこともあり、8日の日経平均株価は大幅続伸。4年8カ月ぶりの高値水準である1万3192円で引けた。
ただこれまでのパターンであれば、8日は利益確定売りの日だったはずだ。下値メドとされる25日移動平均線との乖離率は6.9%に達した。年明け以降、同線との乖離率が5~7%に拡大すると、その後は利益確定売りに押されて短期的な調整が起こってきた。可能性という点では、比較的大きめの下落は、目先いつ起きてもおかしくはない。
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