光速の日経平均1万4000円台到達はあるか 異次元の金融緩和がもたらす日本株独歩高

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

一方で、サブシナリオとして、調整を挟まずにさらに上昇が加速するというケースも頭に入れておきたい。月足チャートで日経平均株価を見ると、現在はリーマンショックの逆パターンのような形で鋭角的に急騰している。

リーマンショックの少し前の08年6月に日経平均は1万4601円の高値をつけ、そこから同年10月には6994円まで突っ込んだ。

リーマンショックの「逆」なら1万4000円台半ばも

逆のことが起きるとすると、日経平均は一気に1万4000円台半ばまで到達してしまってもおかしくはないともいえる。

もちろん、常識的には想定しにくいが、日銀が打ち出してきたのは“異次元”の金融緩和であり、常識が通用しない展開もありうる。ここまで株高が進むと、玄人ほどカラ売りの誘惑にかられるかもしれない。しかし首尾良く下落したとしても調整期間は短そうで、タイミングをはかるのが難しそう。今回ばかりはカラ売りはリスクが高そうだ。

「株式ウイークリー」編集長 藤尾明彦
 

藤尾 明彦 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ふじお あきひこ / Akihiko Fujio

『週刊東洋経済』、『会社四季報オンライン』、『会社四季報』等の編集を経て、現在『東洋経済オンライン』編集部。健康オタクでランニングが趣味。心身統一合気道初段。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事