東大合格請負人が「シェアハウス」に注ぐ熱血 自主性のない子どもほど、共同生活で変わる

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まるで男子校の部活の合宿のような雰囲気
東京都練馬区にある一軒家。その中に足を一歩踏み入れれば、10人ほどの男の子たちが、ワイワイガヤガヤ議論する声が聞こえてくる。
ここは計11名の男子生徒が大学合格を目指し共同生活をする「東大合格シェアハウス」。主宰するのは、「東大合格請負人」として数々の合格者を導いてきた時田啓光氏だ。なぜ集団で合格を目指すのか? ”独学派”である私・鬼頭政人が、”共同学習派”の時田氏に鋭く迫る。

自主性のない子ども…増える現代の悩み

鬼頭:偏差値35の学生を東京大学合格に導いた経験もあると伺いましたが、そんな時田さんが現在経営されている「東大合格シェアハウス」とは、いったいどんなものなのですか?

時田:簡単に言うと、勉強と生活習慣の両方を身につけ、自己実現を図る予備校付きシェアハウスです。主に大学受験に失敗した浪人生が、次の年の合格を目指し、3~4月に入居してきます。第一志望合格を目指すと同時に、社会に出てから役立つ知識も一緒に学ぶことを目標としています。

鬼頭:大学合格を目指すにあたり、なぜ生活習慣を学ぶ必要があるのですか?

時田:勉強と生活習慣には大きな関係があります。朝何時に起きるとか、食事のタイミングはいつにするかとかは、本来自分で決めるものです。それは勉強でも同じで、期日や目標達成に必要なスキルの選定は、自分でやらなければなりません。でも多くの人が、普段から家事全般を親に任せっきりなので、自主性は伸びづらいのです。

鬼頭:自主性がない学生が最近多いのでしょうか?

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