「無理めの目標に挑む」時期は絶対に必要だ スキルとメンタルを同時に向上させる方法
つまり、スキルがメンタルつまりは心を引き上げ、引き上げられた心がまたスキルを引き上げる。この相互作用が成長の近道なのです。体と心を同時に鍛える意味は、ここにあります。
心が強ければ、最後まであきらめない
オリンピックでは、世界トップクラスの選手と戦っているのですから、技やスキルではほとんど差はつきません。では、どこで差がつくか。それは、最後の最後まで戦う気力と体力です。いわば、心と体の“スタミナ”です。
試合終了間際で逆転勝利をした伊調と登坂は、このスタミナが十分にありました。試合を見ていても、残り数十秒でもほとんど息があがっておらず、戦う気力は試合開始時と変わりませんでした。
相手にリードされていても、残り時間が少なくなっても、私は絶対に勝つと思っていました。表情と姿勢を見れば、あきらめていないことは一目瞭然。むしろ、攻撃する気迫に満ちていました。
ビジネスにおいても“スタミナ”は重要です。初めからすべてうまくいくことなんてありません。途中で失敗してがっかりしたり、他人から否定されて落ち込んだり。うまくいかないことのほうが多いくらいです。
でも、「まだまだいける」「絶対にうまくいく」と思って体勢を立て直せるのは、がむしゃらな努力によって身に付いた絶対的なスキルと心の強さ、つまりは“スタミナ”なのです。
スタミナがあれば、あきらめの気持ちは生まれません。どんなに追い込まれても、次の一手を考えて実行することができます。「あきらめない心」で、ビジネスでも“常勝”を引き寄せましょう。
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