高配当銘柄の「減無配リスク」には要注意だ 業績悪化による下方修正があるかもしれない

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【8月20日(土)】午前5時半、日経225先物は10円安の1万6510円。NYダウは45ドル安の1万8552ドル。1ドルは100.19円、1ユーロは113.45円。

【8月22日(月)】リソー教育が買い気配スタート。9時3分、15円高の495円で寄り付き、11時9分には20円高の500円を付ける場面があった。終値は11円高の491円で、8月12日に付けた493円の年初来高値を更新した。日経平均は52円高の1万6598円と小幅続伸。

【8月23日(火)】日経平均は100円安の1万6497円と反落。

【8月24日(水)】日経平均は99円高の1万6597円と反発。昨日の下げをそのまま戻した。東証1部出来高13億2200万株、売買代金は1兆6000億円。今週もお盆休み中のような閑散相場が続く。

8月権利保有銘柄の予想配当は278万円

【8月25日(木)】NYダウは65ドル安の1万8481ドル。10時30分、ホームセンター業界首位のDCMホールディングス(3050)を790円(前日比1円高)で500株買う。8月、2月に各11円配当予想。この銘柄は、2015年10月29日に790円で500株買って2016年2月の11円配当と優待をもらい、7月6日に900円で500株売っていたので、明日の権利月最終売買日前にまた790円で買った。優待目的保有銘柄であっても、長期優待制度がなければ、ある程度上がったら売って、下がったら買うほうが、保有しっぱなしよりはいい場合がある。日経平均は41円安の1万6555円。

【8月26日(金)】NYダウは33ドル安の1万8448ドル。日経平均は195円安の1万6360円と続落。米イエレンFRB議長講演「米、利上げ条件整う、時期には言及せず」。

【8月27日(土)】午前5時半、日経225先物は190円高の1万6590円。NYダウは53ドル安の1万8395ドル。1ドルは101.80円(1.27円円安)、1ユーロは113.96円(0.51円円安)。

昨日は8月権利月最終売買日であり、保有銘柄の受け取り予想配当を計算したら278万5200円(税引き前)だった。東証1部銘柄で配当利回り5%以上銘柄は12銘柄、4%以上だと113銘柄あった。しかし、高配当銘柄を調べてみると、このところの円高で、第1四半期決算が悪化している銘柄や赤字転落している企業も多い。そして、株価が下落しているにもかかわらず、配当についてはそのままにしているため、高配当銘柄にランクインしている銘柄も多い。

高配当銘柄と思って買ったら、これから減配や無配などの発表があり、そんなはずじゃなかったなどとならないよう、高配当銘柄に投資するには、十分注意が必要だ。

内田 衛 カリスマ投資家

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うちだ まもる / Mamoru Uchida

個人投資家。高校時代から株の取引を開始。平成バブル崩壊で多額の借金を背負うが、自力で全額返済して大復活。大学卒業後、大手生保勤務後、フリーに。FP資格を持つ。現在の運用資金は3億円以上。株式投資では中長期、低位株投資が基本。株式のほかに、株の利益で収益不動産投資も行う。2007年8月からは『オール投資』(現在休刊)で5年以上にわたり投資日記を連載、大人気を博す。

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