新日鉄住金が「打倒ポスコ」へ生産体制再編 統合後初の中計発表、高炉や圧延など複数設備休止へ

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能力増の時期はずれ込みも

――海外で鋼材供給能力を増やすとこれまでおっしゃっていたが、そのあたりの考えはどうか。

友野社長 目標は変えていない。将来的に1000万トン~2000万トン増やすという考え方は変えていない。

――当面、今の粗鋼生産量を保つとすると、次の中計で1000万トン~2000万トン拡大するという考え方なのか。

友野社長 中計でぶち切りではなく企業はずっと続いていくものなので、つねに仕込んでいく。実現時期は少し後ろになるかもしれないが。

――神戸製鋼所との関係や、中山製鋼所への出資をどうするかについて教えてほしい。

友野社長 神戸製鋼所を含めた連携は従来通りやっていく。中山製鋼所の件は、中期計画の話とは直接関係しないと思うので答えを控えたい。

――グループ会社の体質強化については、どういった分野を検討しているのか?新日鐵住金としてあるべき姿になるのはいつか?

友野社長 グループの統合について、現時点でお話できる案件は今示しているものだけだ。ただ、重複する機能を有する会社や統合によって競争力が強化される会社は(統合を)実現していきたい。いつまでに(グループ会社を)何割減らすというようなターゲットの置き方はしていない。

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