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職場に執拗な嫌みとえこひいきが激しい男性上司がいます。入社してまだわずかですが、どうやら嫌われてしまったらしく、私だけに対する過剰な締め付けに困っています。
ほかの人と同じことが私だけ許されなかったり、過剰な要求、あおり、つねに作業をのぞき込むように監視してくるなどの行為がなされています。新しい仕事をほかの人には行わせるけれど、私が行うと嫌みを言います。新しい仕事を先輩に教えてもらっている間、お気に入りの子の作業量が増えるんだそうで……。その子が教えられているときは、私がカバーしてたのですが。
上司は基本の性格が悪いので嫌みは誰に対してもありますが、比較するなら他者:私=1:5くらいです。また私に対する嫌みを、私に聞こえるようにあえてほかの人に言うことも得意です。私の未熟さゆえかと思いましたが、ほかの先輩によると、私はむしろ能力のあるほうだそうです(お世辞込みだとは思います)。
その上司は2~3年ごとに転勤のある職場で、なぜか11年も異動のない珍しい人材です(失礼ながら「あいつは長く在籍しすぎて、現病院以外では使えないので出られない」ともささやかれています)。ゆえに、人間性はともかく職場のことは誰よりも知っており、それなりの権力を持っているからタチが悪い。
病院薬剤師には、人間性の未熟さを勤務年数でカバーして、それなりの地位を得ている人が一定数います。しかし目をつけられてしまったのは初めてで、どう対処したものかと悩んでおります。嫌みとえこひいきを執拗に続けられて、さすがにこちらにも影響が出てきて困っています。どうしたらいいのでしょうか。
薬剤師 埼玉花子
辞めるべきではないと考える、3つの根拠
直属の上司がそれでは、さぞかし困ったことと想像致します。このような内容の場合、人によっては「辞めればいいじゃないか」で済ませる人もいますが、こと埼玉さんのケースでは辞めるのはもったいないと考えます。
当然、辞めることも選択肢のひとつですから、間違いではないのですが、いただいた文章を拝見するに3つの事実があるように思えますので、辞めるという選択肢はあまりいい手段ではありません。
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