有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

リニューアルに沸く、三越伊勢丹の悩み 今後は大阪店再生へJR西との交渉に注目

3分で読める 有料会員限定
2/2 PAGES

大阪伊勢丹は債務超過

だが、浮かれてばかりもいられない。2013年3月期の連結業績は営業利益が改装効果も加わり250億円と前期比5%増を見込む一方、経常利益は22%減る計画。持ち分法適用会社(JR西日本60%、三越伊勢丹HD40%)が運営する「JR大阪三越伊勢丹」が不振で営業外収益を押し下げているからだ。

持ち分会社のジェイアール西日本伊勢丹は「JR京都伊勢丹」を含む2店を運営。2011年5月に鳴り物入りで大阪店を開業したが、大阪店は初年度となる12年3月期の売上高が310億円に終わり、当初計画の540億円に遠く及ばない。その後も客足は振るわず、13年3月期に減損損失188億円を計上。合弁相手のJR西日本の真鍋精志社長が12年12月末にJR西日本伊勢丹が94億円の債務超過に陥ったことを認めている。

JR大阪駅の駅ビルという好立地にあるが、周囲には売り上げ順に阪急うめだ本店、阪神梅田本店、大丸梅田店の競合店がひしめく。その中で伊勢丹は地域4番店に甘んじ、東京で築いたブランド力もない。その結果、高級ブランド店側もライバル店に優先的に出店し、伊勢丹には小粒のブランドばかりが集まり、客足が遠のく悪循環だ。新宿本店を中心に展開する「イセタンガール」など自主編集売り場も、大阪店で売り場面積の3割程度で展開したが、これもまったく支持されなかった。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数