リニューアルに沸く、三越伊勢丹の悩み

今後は大阪店再生へJR西との交渉に注目

三越伊勢丹ホールディングスの営業利益の過半を稼ぐとされる旗艦店「伊勢丹新宿本店」が話題を集めている。90億円を投じた大型改装が終わり、3月6日に全面開業。開業前には1400人が並び、入場制限を行うショップも出た。

今回の改装のコンセプトは「世界最高のファッションミュージアム」。ファッションをアートとしてとらえ、あたかも美術館にいるような陳列やゾーニング(展開分類)に抜本的に刷新。天井などの内装はほかの百貨店では見られない豪華さだ。

苦戦が続く百貨店業界ではテナント導入など脱百貨店の動きがあるが、今回の改装は高付加価値・高級化志向の従来の百貨店路線をさらに推し進めたものといえる。アベノミクス効果で高額消費が動き出したことや、3月19日に東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れが開始されることも追い風だ。

次ページ大阪伊勢丹は債務超過
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 岡本幸一郎の自動車情報発信局
  • ソロモンの指輪〜「本能と進化」から考える〜
  • 就職四季報プラスワン
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
小売り、外食…<br>値決めの勝者と敗者

値下げをすれば客が来る、値上げをすれば客が減るという常識が通用しない。「65円靴下」などの激安セールでも客離れに泣くしまむら。一方で、壱番屋やリンガーハットは値上げをしても客足は遠のかない。勝敗の分岐点はどこにあるのか。