いよいよバブル相場がやってくる!?

山崎元が読む、ちょっと先のマーケット

バブルに乗る方法は?

政策論としていうと、バブルは起こして欲しくない。二日酔いのつらさを考えると、飲み過ぎはたくさんだ。しかし、しばらくパーティーをやめられないことを考えると、日本経済に酔いが回る可能性は小さくない。

では、来るかも知れないバブルに乗るにはどうしたらいいか。

バブルの種が見通せない人(筆者もそうだが)は、インデックスファンドを使った市場全体を買うような投資を行うのも手だし、為替リスクに過度に賭けるのが怖いということであれば、輸出株ではなく、バブル商売で収益が膨らむ金融株を買うという手もある(1986年に、筆者が考えたことでもある)。

あくまでも「リスクを取ることができるお金」で「納得が行く金額まで」ということで、まして借金をして投資をするようなことはして欲しくないが、1つのメニューを示すなら、リスク資産の投資部分に関して「日本株のインデックスファンド40%、海外先進国株のインデックスファンド20%、海外新興国株のインデックスファンド20%、REIT(不動産投投資信託)20%」といった形でどうか。

インフレでも、不動産実物投資は高値づかみの懸念

インデックスファンドは、信託銀行系の運用会社が出している商品が信託報酬と呼ばれる手数料が安い点でお勧めだ。ネット証券を使って買うと、ノーロード(販売手数料ゼロ)で買える。あるいは、金額がまとまっている場合は、内外のETF(上場型投資信託)に投資してもいい。

不動産価格の上昇が気になる方が多かろうから、REITも少し入れてみた。
 マンション投資のような不動産の実物投資はあまりお勧めしない。これからしばらく不動産価格が上昇する可能性が大きいと思うが、低金利と政府による住宅取得支援策を目一杯受けた状態で、なかば人工的に形成される高値を、不動産業者の利潤をたっぷり加えた値段でつかむ可能性が小さくない。

 REITと個別の不動産物件への投資を比較すると、前者の方が、(1)相手を見つけずともいつでも市場で売れる、(2)分割して売却できる、(3)仲介手数料や税金が掛からない、(4)個別物件の地域や建物のリスクが分散されている、といった長所を持つ。

結果に責任など持たないが、たとえば、このような投資の方法があるのだ。新規だが手数料の高い金融商品や、これから登場するであろう、一発屋的IPO(新規公開)株のようなもの、あるいはマンション投資のような不動産業者の商売を相手にするよりは、このような投資スタイルがいい。

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