いよいよバブル相場がやってくる!? 山崎元が読む、ちょっと先のマーケット

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弥生賞はバッドボーイに妙味

さて、週末は弥生賞だ。これからの3歳牡馬戦線を楽しむためには、是非ナマで観てみたいレースだ。人気は昨年末の朝日杯FSで圧倒的な1番人気に支持されたコディーノ(結果は僅差の2着)と、同じくラジオNIKKEI杯を勝ったエピファネイアの2頭の人気が予想される。

2頭の比較では、東スポ杯2歳Sで好タイム(府中の1800mで1分46秒0だ!)を叩きだしたコディーノの切れ味にも魅力を感じるが、「日経平均」の伸びにも期待して、ラジオNIKKEI賞勝ちのエピファネイアを本命に採りたい。

今回、距離が2000mということを考えると、スローのラジオNIKKEI杯を外々で折り合って先行馬を捉えたエピファネイアのスケールの大きなレース振りを評価する。弥生賞馬は、後に距離が伸びるダービー、菊花賞で活躍することが多いが、同馬には、その種の馬の可能性を感じる。ハイペースの経験がないことが、特に皐月賞で気になるが、今回はこなすのではないか。

相手には、先行力のあるバッドボーイを抜擢したい。朝日杯FSで3コーナー付近で外に出して引っ掛かりかけたコディーノは、今回、本番の皐月賞と同じ2000m戦で、折り合いをつけることに専念するはずだ。一瞬の切れ味には難があるが、しぶとさが身上のバッドボーイには、展開が向く可能性が大きい。

エピファネイアには一度脚を測られており分が悪そうだが、エピファネイアが後ろのコディーノを気に掛けてくれれば、バッドボーイの頭(1着)があってもおかしくない。人気面でも妙味がある。

単穴はもちろんコディーノ。連下には、レースの勝ちタイムを2分1秒台と想定して、ホープフルSですでに同コース・距離を経験してタイムを満たしているサトノネプチューンと、カミノタサハラを選ぶ。
 

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