マルハンがゴールドマン破り、太平洋ク獲得へ <速報>名門ゴルフ場争奪戦、パチンコ首位が王手

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一部にはGSはアコーディアの隠れみのであり、GSが落札した後、アコーディアに経営権を譲渡する、もしくは運営を委託するのでは、といった説も出ている。ただ、アコーディアの鎌田隆介社長本人が、PGMにTOBを仕掛けられた際、株主向けの説明会の場で明確に否定しているうえ、今回あらためて確認したところ「そういった事実はない」と全面的に否定している。

GSとの一騎打ちの末、マルハンが担保権取得か

それではGSに勝ち目はあるのか。会社更生手続では、担保を持たない一般更生債権者と、担保を持つ更生担保権者とで別々に更生計画案への賛否を諮る。太平洋クラブに関して言えば、一般更生債権者の大半が預託金債権者である会員。更生担保権者はそもそもはGKであり、現段階ではマルハンである。

一般更生債権者が支持するスポンサーと、更生担保権者が支持するスポンサーが異なった場合は、会社更生法200条に規定がある権利保護条項に基づき、管財人がどちらかに一定の金銭を支払うことで退場してもらい、スポンサーを一本化する。

一般更生債権者の推すスポンサーが退場することもあれば、更生担保権者の推すスポンサーが退場することもある。とはいえ、ゴルフ場経営はゴルフ場施設という装置あってのビジネス。物件を押さえている更生担保権者は何といっても立場が強い。

民事再生手続では更生手続の場合よりも、さらに担保権者が有利だ。民事再生手続では無担保の一般更生債権者とは別枠になり、更生手続では禁止されている担保の処分も債権者が自由に行える。

このため、ゴルフ場のスポンサーの座をめぐる戦いでは、何をおいても担保権の争奪戦が展開される。スポンサーになろうとするなら、まず担保権を取りにいくのが王道といっていい。実際、過去十数年間にわたってアコーディア、PGMの2強間で繰り広げられた、数々の大手ゴルフ場の争奪戦では、担保権を買えたほうが勝利しているケースが多い。

GSの勝ち目はほぼ消えたか

マルハンを推薦していた会員組織「新・太平洋クラブ創る会」の世話役である西村國彦弁護士も、GKの債権の存在は非常に気掛かりだったようで、「マルハンにはかねてから取得してほしいと思っている、ということは伝えてあった」と話す。

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