マルハンがゴールドマン破り、太平洋ク獲得へ

<速報>名門ゴルフ場争奪戦、パチンコ首位が王手

もっともPGMによるTOBは、締め切り間際になって旧村上ファンドの流れをくむレノが市場でアコーディア株を買い集めていたことが判明。アコーディアの株価がTOB価格を上回る水準まで急騰したために、結局、応募株数はTOB成立の下限条件である保有割合2割には届かなかった。

以上がこれまでの経過である。

当初不明だったマルハン以外のスポンサー候補

PGMによるアコーディア株のTOB不成立が明らかになった翌週の1月23日、太平洋クラブの管財人を務める永沢徹弁護士は、同社ホームページ上で、スポンサー募集を1月15日に締め切ったことや、1次入札を3社が通過したこと、今後のスケジュールなどを明らかにした。気になる3社の顔ぶれについては非公開。一般に入札手続の途中でスポンサー候補の名は公開しないほうが一般的なので、非公開であること自体が異例なわけではない。

とはいえ、多くの場合、どこが残ってどこが落ちたといった入札の進捗は何となく漏れ伝わる。ところが今回のケースでは、まったくその顔ぶれがわからなかった。

太平洋クラブの会員組織「新・太平洋クラブ創る会」は、昨年秋に会社更生手続へ移行して間もなく、マルハンを推薦することを決めており、3社のうち1社が大本命のマルハンであることは間違いがない。が、有力候補と見られていたPGMが1次入札を通過していないことが、のちに明らかになる。2月12日に行われたPGMのメディア向け決算説明会の場でも、同社の神田有宏社長は1次入札落選を公式に認めたが、どうやらPGMは4社目、つまり“補欠”の扱いになっているという説が有力だ。

2社目の候補はGSと判明

マルハン以外のスポンサー候補2社が不明なまま、1月下旬に1次入札通過者によるデューデリジェンス(=資産査定、以下DD)とマネジメントインタビューがスタート。謎の2社のうちの1社が、アコーディアのかつての親会社であり、PGMの神田社長の古巣でもあるGSであることが判明する。

きっかけは1月下旬、太平洋クラブの相模コースで、アコーディアの社員が目撃されたこと。DDでコースを訪れる場合、スポンサー候補は基本的に自らの素性を明かさないのが普通だが、「相模コースのスタッフの1人が、当日DDで訪れた人物がアコーディアの社員であることに気づき、なぜアコーディアの社員がDDに来ているのかということで大騒ぎになった」(太平洋クラブの会員)という。

このことにより、1次入札を通過したのはアコーディアではなくGSであることが判明する。アコーディア自身は「なぜ弊社の社員がDDに出向いたのかは、守秘義務があるのでコメントできない」としているのだが、「GSの依頼でDD業務だけを請け負っているというのが真相」という見方が有力だ。

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