■薬剤性光線過敏症
病院に行かなくても、市販薬が簡単に手に入る現代。普段何気なく使っている薬と紫外線が合わさって、皮膚炎を起こす場合があります。代表的なのはチアジド系の降圧薬や、肩こりや腰痛時に使用するケトプロフェン系の湿布薬。ひどい場合は、皮膚が水膨れになることもあります。
すべての人が紫外線や薬品のダメージを受けるわけではありませんので、以上の症状に心当たりのある方は主治医や薬剤師常駐のドラッグストアなどで常備薬の成分を確認してみましょう。
薬剤性光線過敏症に限らず、同じ条件下でも紫外線の影響を受けやすい人・受けにくい人がいます。じんましんなど、皮膚に異常が出やすいと感じる方は、屋外にいる時は夏でも長袖で通す、普段から日陰の道や地下道を利用するなど、紫外線を避ける工夫をしましょう。
女性なら、日傘や手袋、首元のスカーフなどで肌を守る対策もできますね。近年、男性用の日焼け止めクリームもコンビニで買えるようになっていますので、探してみましょう。「日傘男子」も増えてきましたね。
紫外線に負けない肌を体内から作るには?
紫外線に負けない肌作りは、体内からもできます。主に紫外線は皮膚のタンパク質にダメージを与えて皮膚炎を起こすので、本来人間が持っている皮膚組織を丈夫にしておきましょう。
皮膚炎は乾燥肌の一種でもあるので、それに近い対応食で予防や改善ができます。具体的には、皮膚の基本を作るタンパク質食品とビタミン類、皮膚粘膜の合成に役立つセラミド、そしてネバネバ成分のムチンなどが含まれる食品です。
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