1日300円!「森永卓郎ダイエット」の真相 家計と体にやさしい「低糖質」生活はこれだ

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5分の4は鍋料理、5分の1はフライパン料理という割合です。洗い物も食器以外は鍋かフライパンだけなので、後片づけも楽チンです。

鍋料理は出汁を温めて食材を放り込めば、あとはほったらかしです。煮込む時間が多少かかるとしても、つきっきりで見張っているわけではありませんから、実質上の調理時間は食材を切っている時間だけです。5分でつくり、5分で食べるという私の方針にも合致しています。

鍋には、糖質が少なくタンパク質が豊富な肉、魚、豆腐をメインに、野菜やキノコなどを放り込んで食べていました。

フライパン料理も、食材は鍋料理と同じです。熱々にしたフライパンで少量のオリーブオイルを熱して、そこに材料を一気に放り込んで炒めるだけです。

自炊をするのが手間なら、コストは自炊よりもかなりかさみますが、低糖質食の宅配サービスを利用する手もあります。これも私は今回のダイエット中に何度か利用しました。

豆腐と卵を多用し、肉と魚を組み合わせる

やせやすい体をつくるには、筋肉の分解を防ぐため、肉や魚、豆腐や納豆などの大豆食品などタンパク源の摂取を重視します。

タンパク源のなかでも、断トツに安いのは豆腐です。豆腐は安い、タンパク質が豊富、低糖質と3拍子そろっているうえに、味わいが淡白なのでご飯代わりになります。低糖質ダイエット中、私の主食は豆腐でした。

肉や魚と違って、豆腐はそのまま食べられますし、鍋料理にもフライパン料理にも適した、優れた食品なのです。

豆腐とともにおすすめしたいタンパク源は、卵です。

LLサイズ(約70g)の卵は1個でタンパク質7g、糖質はわずかに0・2gです。卵はいろいろな食べ方ができて使い勝手がよいのも特徴です。生卵、ゆで卵、目玉焼き、卵焼き、オムレツ……と献立のレパートリーが幅広く、和・洋・中・エスニックとどんな料理にも合います。

平日の食費1000円生活を実践してきた筆者には、コストパフォーマンスもとても重要です。かつて、うどんなどの糖質は安いので平日1000円生活が実現できていましたが、1500円あれば糖質オフの食生活をすることも可能です(スーパーに夜8時以降に行って、見切り品をまとめ買いするなど、簡単な工夫をすればできます)。

肉の中でコスパが一番高いのは鶏肉です。鶏肉は部位によって価格が変わりますが、なかでも安く手に入りやすいのは胸肉です。魚は肉より割高ですが、鮮魚に関しては賞味期限が短く、調理するのに手間がかかるため、スーパーで夜8時以降になると半額どころか4分の1、さらには10分の1にまで値段が下がります。

これを経済学の用語では「価格弾力性(価格変更に対する需要の反応の尺度)が低い」といいます。

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