心が強い人は「無感情」を習慣にしている

簡単!マイナス感情はこうしてリセットする

ブッダなら、まったく違う発想をとります。マイナスの感情を癒す秘訣は、驚かれるかもしれませんが、「感情のない状態をとりもどす」ことなのです。

つまり、怒りも喜びもない“ニュートラルな”精神状態――ここに戻れるようになったら、心は劇的に健康になります。詳しく説明しますね。

感情のないニュートラルな状態がなぜ大事かというと、それが「心の基本」だからです。

実は、感情には3種類しかありません。つまり、

①快の反応 ―― 喜び・うれしさ・楽しさなど
②不快の反応 ―― 怒り・不満・憂鬱・くやしさなど
③快でも不快でもない“ニュートラルな”状態

 

このうち、人が追いかけるのは、①の快=喜びの反応。食べる、遊ぶ、他人の評価・リアクションを求めて頑張るなどです。

もともと心には、承認欲も含めた「欲求」があります。だから人間は、つらいときや疲れたときでも「欲求の満足」を求めます。結果的にごく自然に「快の反応」――楽しいこと・快楽――を求めようと考えます。

しかし、快の反応は「長続きしない」もの、そして「すぐ元に戻る」ものです。

現実に引き戻されたとき、そこに待っているのは「不快な反応」です。仕事がうまくいかない、人間関係が苦手、人の目が気になる、失敗して落ち込んでしまう……。日々の生活の中では、不快な反応のほうがむしろ多いのが現実ですよね。

つまり私たちの日常は、「快を追いかけながら、実際には不快に反応してばかり」です。人はいつだって「感情に振り回されている」のです。

現代人は、感情の「反復横跳び」で疲れきっている

しかし、「快か、不快か」しかない日常は、かなり疲れます。昔学校でやった「反復横跳び」を思い出してください。端から端まで速足で移動する――人間は「感情」でも、同じことをやっています。

ムカッとして、楽しんで、褒められると舞い上がって、叱られると凹んで……こうした感情的な反応を、休むことなく繰り広げています。

怒って、喜んで、怒って、喜んで、の繰り返し。まるで反復横跳びではありませんか。しかも「真ん中」(ニュートラル)が抜けている(!)。これで心が消耗するのは、ごく自然ですよね。

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