日銀が最悪の結末の中で死守したもの

2%の物価安定目標に秘められた真実

物価安定とは、2.0周辺でぴたっと止まっている状態だ。誤差や、多少のぶれはあるが、2%を軸に安定していると言うことだ。その状態に落ち着くには、時間がかかる。その前にオーバーシュートする可能性もある。

そうなってくると、2%で安定させる、というのは理論的にも、金融政策の実務的にも「正しい」目標となる。意図的に「2%にする」のは、正しくない。わざとインフレ率を上げるのは望ましくない。しかし、経済が正しい姿に戻ったときに、物価上昇率は2%を軸に安定している、というのは正しい状態であり、それを目指すのは「正しい」のだ。

白川総裁、そして、日銀は、金融政策として「正しい」目標を設定することに成功したのだ。政治家が満足するという制約条件を満たしつつ。

素晴らしい。

今後も、おそらく3月末までだろうが、白川総裁の「正しい」金融政策を追求する手腕に期待し、その姿に私は感銘を受けることになることが予想される。

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