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日銀が最悪の結末の中で死守したもの 2%の物価安定目標に秘められた真実

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  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授
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「物価安定の目標」が意味するもの

それは、「物価安定の目標」としたところだ。物価水準目標でも、物価上昇率目標でもない。物価を安定させるのが目標なのだ。物価を持ち上げるのが目標ではなく、インフレを加速するのが目標でもない。

将来的に、物価上昇率が2%で安定することが目標なのだ。

素晴らしい。

しかも、早期に、ではなく、できるだけ早期に、だから、安定するのを最大限頑張って早期にするのが目標だ。だから、これは実質的には長期だ。

短期に、一時的に物価上昇率2%にするのは簡単だ。2008年にもそれはおきた。輸入インフレ、資源インフレだった。そうではなく、持続的に2%を維持すること、それが必要だ。それは政治家もわかるだろう。しかし、持続的に2%というのは、普通は、1.8、1.9、2.0、2.1,2.2……と加速しながら、2%の付近であるということだ。どうしてもトレンドになり、物価上昇率の上昇が続いている状態だ。これは「安定」とはいえない。

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