アシックス、ナイキに挑む?チヨダの胸算用

靴小売りがPBでランニングシューズに参戦

2月24日(日)の開催で7年目を迎える「東京マラソン」。世の中の関心を広く集める、このイベントをきっかけとして、火が点いたランニングブームは、いまだ衰えていない。2011年、国内の成人ランニング人口は1000万人を突破(笹川スポーツ財団、推計)。各地でマラソン大会が新設されるなど、関連市場は活気づいている。

中でも恩恵を受けているのが、ランニングシューズだ。拡大する需要を、日本が生んだ世界的なスポーツブランドであるアシックスを筆頭に、国内大手のミズノ、米ナイキ、独アディダスが奪い合う。

このグローバルブランドがしのぎを削る“激戦区”に、意外な日の丸プレーヤーが現れた。チヨダ。「シュープラザ」、「東京靴流通センター」などを日本国内で1100店以上展開する靴小売り大手である。

6615円で年間8万足を狙う

チヨダは1月22日、ランニングシューズ市場に参入すると発表した。自主企画のPB(プライベートブランド)である「セダークレスト」を冠した「セダークレスト・ランニング」を1月28日に発売する。価格は6615円。モデルの西山茉希さんや人気タレントのスギちゃんなどを起用してキャンペーンも積極的に展開し、年間8万足、約5億円の販売を目標にしている。

ただし、ビジネスシューズや街歩きのスニーカーならともかく、靴小売り店のチヨダがランニングシューズに殴り込みをかけるのは、一見すると無謀な挑戦にも見える。

次ページランニングシューズの難しさとは?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • CSR企業総覧
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
ラーメン店の倒産ラッシュが必然でしかない事情
無神経すぎる人に「ちょっとだけ言い返す」技術
無神経すぎる人に「ちょっとだけ言い返す」技術
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
人材戦略から儲けのからくり<br>まで コンサル全解明

人材の争奪戦が過熱し、年収水準もうなぎ登りに。デジタル化を背景にコンサルティング業界は空前の活況を呈しています。本特集ではコンサル業界の動向やビジネスモデルを徹底解説。コンサル会社を賢く選び、上手に活用していくノウハウを紹介します。

東洋経済education×ICT