というのもランニングシューズは、ノウハウのない企業が一朝一夕に踏み込める分野ではない。デザインや素材の良しあしで勝負できるウエアと違い、ランニングシューズに求められる機能は、極めて複雑だからだ。これがプレーヤーが事実上、一部の大手に限られてきた理由でもある。
着地時に体重の2~3倍ともいわれる衝撃を受け止めつつ、推進力に変える。足の複雑な動きに柔軟に対応する形状や素材を使いながらも、通気性や軽量性、安定性を損なわず、耐久性も確保する。これらはえてして相反する要素であり、すべてを満たすのは難しい。製品開発には多大な蓄積を必要とする。
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