周囲を引きずり回すくらいでいい
「これお願い!」
そう言われてキホン断らない。肩書きや役割にとらわれず、力を発揮する。ヤフーの現場には、そんな社員がたくさんいるのだ。
ヤフーに入社する前、まだ社会人数年目だったとき、上司が「電通鬼十則」というのを机に貼っておけと言って教えてくれた。暗記はできなかったけど、特に頭にこびりついている言葉。
「仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない」
「周囲を引きずり回せ。引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる」
鬼十訓はほんとは10個全部つながってて、全部やらないといけないのかもしれないけど、それはともかく、営利ビジネス以上に「ぐっとくる社会貢献」や震災支援をやっている人たちは、自ら課題を見つけ、仕事や活動を創りまくって、周囲の人たちに賛同してもらい巻き込みまくりながら、やってみたいことをガンガンやってみる、という人が多い。
もちろん、何でもがむしゃらにやればいいというわけじゃない。時間も予算も人手も限られる中にあって、よりよい結果に“最短距離”でたどり着くための、課題解決のやり方が必要だ。
実はヤフーには、その手法を学ぶことができる「私塾」がある。執行役員であり、事業戦略統括本部長である安宅和人による秘密結社(!?)、世の中の課題を解決しまくっているマッキンゼー出身者も恐れおののく「安宅塾」である。(次回に続く)
(構成:渡部 由美子)
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