では、女性部下を達成に導くために、どのような目標設定や管理をすればいいのでしょうか?私が女性部下の思いを代弁させていただけるとしたら、
「会社の方針はわかっている。けれど、お願いだから上の言葉をそのまま伝書バトするんじゃなく、もっと現場の気持ちや状況にも寄り添って!」
「『やれ!』って命令するんじゃなくて『キミだったらどうする?』って聞いて!解決方法を一緒に考える姿勢を持って!」ということです。
言うまでもなく、振り返りについては女性部下に、なぜ目標が達成できなかったのかということを考えさせることも大切です。目標が高すぎたのか、自分が行動しなかったのか、はたまた途中で諦めてしまったのか…これらの原因を追求し、見直すことで新たな「目標」に向かって前向きにスタートできるようになるはずです。
そして忘れてはならないのが、女性部下が新たな目標を達成するために努力する過程で、男性上司である皆さんが、日頃使う言葉を少し変えたり、ほんの少し相手を思うメッセージを添えるだけで、うんと女性部下は「あなたのため」に仕えるようになるのです。
”その一言”でモチベーションは大きく変わる!
以下は営業部女子課で出た一例ですなのですが、「達成の難しい予算でも『あなたの行動力を生かして、新規を取ってきて欲しい』と言われたときは嬉しく、俄然やる気が出ました!」
これ、さりげなく素敵トークですよね!この発言のポイントは「長所を生かして」行動指示することで、女性部下も「自分が認められている」と感じることができるのですね。
他にも、「私の上司は具体的な事例を挙げて功績を称え、あとこれだけ頑張って欲しいというような数字の設定をしてくれます。評価され信頼され期待されていることが実感できるので、もっともっと頑張ろうと思えます!」
「上司との面談で『部署にいるママ社員はみんな時間の使い方が上手だね。効率よく仕事を進め、無駄な残業をしないというスタイルは、ぜひ他のスタッフにも伝授してほしい』と言われてモチベーションも上がりました!」
とても素晴らしい上司ですよね!女性部下の気持ちを心得ていて、きっと部下の方々も「うまく私を乗せてるな~」と気づきながらも、悪い気がしないのでしょうね。
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