サッカー欧州選手権、「乱闘続出」の異常事態

ロシアのサポーターが暴徒化している

「ダーイシュ(IS)貴様はどこだ」いつもは静かなマルセイユ旧市街の夜、乱暴狼藉をはたらいたフーリガンたちに催涙弾が飛ぶ(写真:ロイター/アフロ)

サポーター同士の大乱闘で35人が負傷、鉄棒で頭を殴られ重体の男性も――。欧州で4年に1度開かれる「サッカー欧州選手権(ユーロ2016)」が思わぬトラブルに巻き込まれている。

この連載の一覧はこちら

この乱闘は6月11日(現地時間)にフランス南部の港町・マルセイユで行われたイングランド対ロシアの観戦に訪れたサポーターたちによって引き起こされた。この騒ぎは試合の2日前から勃発し、警察当局が催涙弾や高圧放水砲を使って騒ぎを鎮圧する事態となった。

相手サポーターに襲われた、というイングランドのサポーターは「ロシアの連中は、われわれを襲撃するために四方八方から攻めて来た。ここから早く立ち去らねばと思った瞬間、後ろからビール瓶で頭を殴られた」と糾弾する。「彼らはサッカーを見に来たのではなく、暴力行為を仕掛けに来たのではないか」。

プロ級のロシア人犯罪集団が関与も

見出しは「暴力行為が再発したら、イングランドとロシアは大会から追放」

騒ぎはスタジアムの中にまで持ち込まれた。試合はイングランドが先制、その後ロスタイムに入ってロシアが同点に追いつき、1対1で終えるという結果となった。

ところがこのロシアの同点ゴールが決まる直前の後半37分、スタンドで大きな爆発音が鳴り響き、その直後にはロシアのサポーターたちが、双方のチームのファンを隔てる柵を乗り越え、イングランドサポーターに襲いかかるという前代未聞のトラブルが起きた。

次ページロシアサッカー連盟に罰金
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • トランプ派メディアの実態
  • 中原圭介の未来予想図
  • ココが違う!結果びと
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
好業績の裏で検査不正<br>スズキ「鈴木修経営」の光と影

5月10日の決算会見に登壇し完成検査の不正を詫びたスズキの鈴木修会長。不正は組織的・構造的な問題か、現場への目配り不足によるのか。長年にわたるカリスマ経営の副作用を指摘せざるをえない同社のガバナンス体制を詳解する。