大成功したければ、MBAへ行ってはいけない

「財多ければ必ずその志を失ふ」の教え

(インドのインディアン・スクール・オブ・ビジネスにて。左端が筆者)

日本企業ではMBAホルダーがあまり評価されないと聞きます。お寺の世界の場合、MBAを持っているから僧侶の位が高くなるということもありませんし、大方のお坊さんはそもそもMBAのことを知りませんので、そのことはステータスにはまったくなりません。

「ドメスティック坊主」がなぜインドでMBAを取得したのか

私がMBAを取得した目的はお寺のマネジメントに経営学を活かすためでしたので、ビジネススクールでは純粋に学びとして経営学を吸収できればそれで満足でした。しかしもうひとつ、お坊さんとしてビジネススクールに身を置いてよかったと思うことがあります。それは、「資本主義のカラクリ」とでも言うべきものを目の当たりにしたことです。

私が行ったのはインドのハイデラバードにあるインディアン・スクール・オブ・ビジネス(ISB)というビジネススクールです。MBAを取りに行くなら、せっかくの機会なのでよい修行になりそうな海外へ行きたかったこと、一度は住んでみたいとずっと思っていたインドに気持ちが向いたこと、フィナンシャルタイムズの世界MBAランキングでも20位に入る高評価を受けている学校であったことが、その決め手でした。過去に留学経験もない超ドメスティックなお坊さんとしては、TOEFLやGMATはかなりハードルが高かったですが、気合いでなんとか乗り越えて入学しました。

次ページインドには変革者が生まれやすい
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 「若き老害」常見陽平が行く サラリーマン今さら解体新書
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
  • 晩婚さんいらっしゃい!
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
小野薬品vs.本庶京大教授<br>大型新薬めぐり深まる溝

本庶佑教授と小野薬品工業がタッグを組んで生み出したがん免疫治療薬「オプジーボ」。ところが、本庶氏が特許の正当な対価として150億円の支払いを求め、小野薬品工業を提訴する方針を固めた。両者の関係はなぜこじれてしまったのか。

  • 新刊
  • ランキング