「趣味は退職まで我慢しろ」は絶対に間違いだ 自分らしい道を切り開くのが大人の生き方

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「退職するまで我慢しろ」と言う人がいるようですが、我慢なんてする必要はどこにもありません。大人ですから、自分の人生は自分で決めればよいのです。人生において、仕事でもプライベートでも我慢をしないように、前述のように仕事に注力すべき時期はほかをいっさいやらない勢いで徹底的に注力し、バランスは後から取るという戦略的な生き方も大事なのです。

そもそも我慢をするのが人生ではなく、いろいろと制限がある中で道を切り開くのが大人の生き方であり人生です。周りと同じ生き方や常識に従った生き方なんぞ、はたして自分の人生を生きていると言えるでしょうか?

制限がある中でも、クリエーティブに道を切り開くのが人生であり、自分が自分でいるために大切なことなのです。そう考えると、挑戦もしたことのない周りのいわゆるアドバイスに振り回されないで、二刀流さんとしてやるべきことは、仕事で結果を出し続ける体制や仕組みを自分の中でどう構築し、それをどう継続していくかを考えることです。

つまり勤務先において二刀流さんの価値の構築に努めるということです。
そのうえで、その実績と価値を持って勤務先なりと交渉をすればよいのです。

サラリーマンのプロを目指す

ザ・サラリーマンとは他人とリプレース可能なコモディティのことですが、同じサラリーマンでもプロフェッショナルはその反対で、リプレースが不可能な唯一無二の存在です。二刀流さんにはこのプロフェッショナルになることを目指していただきたいのです。

なぜならば、それこそが二刀流さんが目指される仕事のやり方、人生における幸せの追求にとっての第一歩だと思うからです。私たちは皆、幸せになるために生きているのです。その形がたとえ周りと違ったとしても躊躇する必要なんてありません。

周りに迷惑をかけないという前提が保持されるのであれば、堂々と自分の幸せを追求しましょう。それは自分自身の人生を生きているということと同じですから。二刀流さんが、外野の雑音に惑わされずに、ご自身の考える幸せへの第一歩を踏み出されることを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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