新谷:結果的にハニートラップの抑止力にもなると思うんですよね。芸人仲間に感謝されるんじゃないですか?
木本:ちょっと正義の味方ですよね。ホントにいま多いですからね。イメージ的に妻帯者で、女遊びをしていない人にきているみたいです。
新谷:それで、2ショットを撮ったりして、メールの文面も揃ったパッケージで、あるとき文春リークスにくるわけですよ。「実はワタシ、木本さんと……」。
木本:怖いですね。
新谷:証拠はありますか? と聞くと、「その時に撮った写真と、メールのやり取りはありますけど」と、こうくるわけです。木本さんホントに大丈夫ですか?
木本:いやいや、僕は大丈夫ですけどね。他の芸人でトラップにかかっている人もいると思うんですよ。だっていや、ほんとにうまいこと写真送ってくるんですよ。ちょっと行きたくなるようなヤツを。
文春は秘密警察ではありません!
新谷:ただ、いまの話で気をつけなければいけないのは、うちが秘密警察のように思われてはいけないということなんです。それではダメなんですよ。
木本:正義の味方を気取ることはしないと。
新谷:そういう、売れたい、有名になりたいという思いでやる女の子を「けしからん」と言うのではなく、ひとつのリアルな世の中のありようを、いいとか悪いとかでなく、こんなことが起こっていますよという、世の中の一断面として見せたいんですよね。
木本:売名行為を断罪するのとは違う形で見せると。
新谷:売れたくて必死な女の子を「けしからん、犯人捕まえた!」にするのは嫌だし、われわれは捜査機関でもないですから。それはつねに自覚しないと誤解されます。われわれ自身も勘違いして偉いんだと思ったらおしまいなんです。しょせん週刊誌なんで、あってもなくてもいい、なくてもすぐに困るものではない。
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