ノーベル賞は効果限定、タカラバイオの業績

iPS関連の筆頭銘柄の実力

山中伸弥京都大教授(写真)がiPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞したことをキッカケに関連銘柄として注目されたタカラバイオ。10月相場では株価を大きく上げたが、今のところ同社が手がけるiPS関連事業は、iPS細胞を作成する「ベクター」と呼ばれる材料の供給や、iPS細胞の特性解析などの受託研究サービス で、数千万円規模に過ぎない。

山中教授のノーベル賞受賞で、同社には関連の問い合わせが増えているという。だが、「これが一気に数億円規模に膨らむということではない」と会社側は説明。 今期への業績影響もきわめて限定的なものになりそうだ。

タカラバイオは11月上旬に発表した9月中間決算に合わせ、今2013年3月期の通期計画を若干修正。売上高は207億円(前期比5.7%増)に小幅増額(期初計画は211億円)する一方、営業利益は16億円(前期比3.4%増)と期初計画を据え置いた。

主力の遺伝子工学研究事業が伸びるものの、遺伝子医療事業関連が半分以上を占める研究開発費の増加もあって、増益は小幅に止まる。東洋経済も会社修正計画をほぼ妥当と見ている。

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