保存版!「食品機能」は悩み別にマスターせよ 腸、目、メタボ、ストレス…「第3の制度」を活用

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拡大する食品の「機能性表示」。正しく活用できていますか?(写真:xiangtao / PIXTA)

昨年4月にスタートした「機能性表示食品」制度。開始から1年が経ちましたが、まだ「具体的に何のことかわからない……」という方も、意外と少なくないのではないでしょうか。

すっかりお馴染みになっている「特定保健用食品(トクホ)」や「栄養機能食品」と同様、「保健機能食品」という食品群に分類されるこの「機能性表示食品」、コンビニでもさまざまなアイテムに出合えるので、いつもの食事にプラスしたり、置き換えたり、活用してみましょう。

選択肢を増やすための「第3の制度」

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同制度ができる以前、パッケージなどに機能性をはっきり表示できる食品は、特定保健用食品(トクホ)と、栄養機能食品の2つに限られていました。その後、健康効果に注目している国民の選択肢を増やす目的から、「第3の制度」がスタートしたわけです。

認可を受けた食品は、たとえば「腸内環境を改善する」「血中コレステロールが気になる方に」「肌の潤いを保つ」など、特定の健康維持・増進機能を表示できます。たくさんの栄養素・健康成分の情報があふれている昨今、こういった表示がされることで、自分の悩みに合った食品を探しやすくなり、間違った認識で商品選択をしてしまうことも減りそうですね。

ただ、「機能性表示食品」の場合、トクホと違って、機能性・安全性は事業者責任であることを覚えておきましょう。各社が社内の研究データや学術データを用いて、科学的根拠に基づいた機能性を表示しているため、もちろん医薬品とはまったく別物ですし、国が直接細かな審査を行っているわけでもありません。

その点を踏まえつつ、これらの食品に「頼りきり」になるのではなく、サプリメントのように体調悩みの改善や予防として、いつもの食事にプラスする形で取り入れるのがベストでしょう。

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