体力に自信があっても油断は禁物…専門家が警鐘! 高齢者の「冬の散歩」に潜む"盛りだくさん"のリスク

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
冬の寒さは、高齢者の体に思った以上に負担をかけるという(写真:C-geo/PIXTA)
冷たい風に頬をなでられながらの散歩は、気持ちがスッと整っていくような感覚が魅力ですが、今年83歳になる保健学博士の石田良恵氏は、高齢者の冬場の散歩には意外なリスクがたくさん潜んでいると指摘します。
そこで本稿では、石田氏の著書『ボケない散歩 83歳、健康を研究する教授の習慣』から一部を抜粋・編集する形で、そうした高齢者ならではのリスクを避けるためのポイントを解説します。

「冬の散歩」は思っている以上に危険がいっぱい

冬の寒さは、体に思った以上に負担をかけるものです。私のような年齢になると、とりわけ注意が必要です。体力に自信があっても、決して油断はできません。

なかでも気をつけたいのが、「時間帯」。冬だけは朝は避けています。特に気温が氷点下近くになる日は、筋肉がこわばりやすく、転倒や関節の痛みにつながることがありえるからです。

「散歩は朝じゃないと落ち着かない」という方もいらっしゃるでしょう。私も、朝に歩くのが習慣なので、そのお気持ちはよくわかります。

でも、そこは少しだけ我慢。気温が上がり始める、午前10時〜11時ごろまで待ちましょう。または夕方にします。

次ページ雪が降っている日はお休み
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事