41. 三種の神器は歴代天皇が継承してきた宝物。「八尺瓊勾玉(現物)」「草薙剣(形代)」は御所・剣璽の間に安置される
42. 宮中三殿では国家安泰・五穀豊穣のための祭儀が年間約20件行なわれている
43. 皇居の宮殿は、正殿、豊明殿、連翠、長和殿、千草の間・千鳥の間、表御座所棟、表御座所附属棟の7棟で構成される
44. 正殿のなかでも新年祝賀の儀、歌会始、勲章親受式など主要な儀式が行なわれるのが広さ約370㎡の「松の間」
45. 豊明殿は、主に国賓を招いての宮中晩餐会など饗宴が催される場所。室内面積915㎡
46. 連翠は、学士院・芸術院会員や外交団、閣僚との午餐など比較的小規模の宴席に用いられる
47. 長和殿は長さ約160mに及ぶ長大な建物で、天皇誕生日や一般参賀の際に両陛下はじめ皇族方が“お出まし”になるベランダがある
48. 江戸城だった頃の主要曲輪の石垣、濠は、一部を除いてほぼ完全な形で現存している
49. 皇居を取り囲むお濠の数は12
50. 近年、皇居のお濠は、ブルーギルなど外来種侵入やアオコの大量発生による環境悪化が問題となっている
皇居上空は飛行禁止
51. 環境省と千代田区では、千鳥ヶ淵周辺の環境整備を進め、2017年には蛍が見られる空間を目指している
52. 現存している門のうち、桜田門、桔梗門、大手門、平川門、清水門、田安門は江戸城の時代の姿で残っている
53. 平川門の高麗門は大奥の通用門で、春日局が門限に遅れて入れず門前で一晩過ごしたという伝説の門でもある
54. 半蔵門は江戸城で最も高い位置にあった門。現在は天皇陛下が日常出入りする門として使われる
55. 一般の人々の皇居への入園には、大手門、平川門、北桔橋門が開かれている
56. 現在クロマツが点在する皇居外苑の皇居前広場一帯は、江戸城築造前は入江で丘陵部にクロマツが自生していた
57. 皇居にある建物の延べ面積は約11万㎡
58. 皇居の1カ月の光熱費は、電気代約840万円、水道代約931万円、ガス代約340万円(平成13年5月の例)
59. 皇居上空は警視庁により「飛行自粛要請区域」に設定され、飛行禁止となっている
60. 収益性や警備上の問題から、地下鉄もすべて皇居の下を避け周囲を迂回するように建設されている
無料会員登録はこちら
ログインはこちら