就活生の適性を測るSPI3が見抜いていること 開発担当者が語る適性検査の評価ポイント

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性格検査の使われ方を知っていただくと、性格検査をコントロールして答えたり、能力検査の結果を少しでも良くしようと、親や兄弟、友人などに替え玉受検をしてもらったりすることがいかに無意味か、分かっていただけると思います。替え玉受検はできても、替え玉面接や替え玉入社はできません。

本当に正しいSPI3受検の方法とは

最後にポイントをまとめると以下のようになります。

①SPI3は自分に合う企業、自分に合う仕事と出会うための適性検査です。ありのままの自分が結果に出ます。場慣れするため、問題慣れするために、準備することは有効ですが、過度に対策する必要はありません。
②テストは繰り返し受検しても得点に違いはほとんどみられません。テストセンター方式であれば過去に受検した結果を複数の企業に送ることが可能です。何度も受検することに時間を使うより、ほかに時間を使った方が得策です。
③適性検査の性格検査に近いものが、リクナビの会員限定コンテンツにはあり、学生支援のために診断結果のフィードバックも行っています。性格診断を行ってみて、自分の持ち味や、向いている仕事を理解するツールとして利用してみるといいでしょう。

 

入社してから配属後に元気をなくしたり、早期離職したりする人が後を絶ちません。苦労して就活を乗り切り、企業も時間と労力をかけ期待して採用しているのに、とても残念な事態です。少しでも個人を活かせる採用や配属を広めていくために、私たちはよりよいマッチングが行えるよう検査の精度を高めてきています。

就活生のみなさんには、自身の持ち味を知っていただき、ありのままの自分を理解し、その個性を生かせる企業との幸せな出会いを実現してほしいのです。SPI3が、その助けになれたら、と思います。

園田 友樹 リクルートキャリア 測定技術研究所マネジャー

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そのだ ともき

リクルートキャリア 測定技術研究所 マネジャー。
2007年リクルートマネジメントソリューションズ(当時)入社。4年間、SPIをはじめとした採用領域の営業に携わった後、SPI3の商品開発に携わる。14年より現職。アセスメント商品の開発や品質管理をしながら、働く個人や組織にまつわるテーマ、および心理測定技術に関連する研究を担う。

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