iPhoneSE、触って使って分かった「真の実力」 4インチユーザーが買うべき3つの理由とは?
iPhone SEを選ぶべき3つめの理由は、バッテリー持続時間が長くなったことだ。これまでと比較して、40%も電池が長持ちするようになった。もし2013年にiPhone 5sを購入していたら、バッテリーの劣化も加味すると、より長い時間iPhoneを利用し続けられると感じるだろう。
iPhone SEは前述の通り、iPhone 5sと同じ4インチディスプレイを搭載するデザインで、重量の増量は1グラムだ。一般的に、スマートフォンのバッテリー内蔵容量は、画面サイズと重量で決まる。
サイズが同じで重量も増えていないiPhone SEのバッテリー持続時間が延びたのは、M9モーションコプロセッサを内蔵するA9プロセッサや、新しい通信チップなどの電源効率が高まったことの表れだろう。
iPhone SEは連続通話時間14時間、インターネットは4G LTEで13時間、ビデオ再生13時間、オーディオ再生50時間となっている。
4インチにこだわるユーザーは買い替えるべき
筆者は2014年から、5.5インチのiPhone 6 Plus、iPhone 6s Plusを利用してきた。既に大画面に慣れ、最新の性能を体験してきたため、iPhone SEに対して驚きを感じることはなかった。
日頃使うアプリの多くは、より大きな画面を前提に設計されるようになったため、キーボードを標示させると画面の大半が覆われてしまう。画面の小ささによる弊害を体験する場面すらあった。
大画面のiPhoneが気に入らなかった場合を除き、iPhone 6以降のデバイスからiPhone SEへ戻るべきではない、というのが基本的な考え方だ。
一方で、手が小さな筆者にとって、iPhone SEの手に馴染む感覚、安定感、手からこぼれ落ちない安心感、そして片手でも素早く文字入力をこなせる軽快感は、4インチスマートフォンに残された「フィジカルな価値」を説明するには十分の体験だった。
今現在、4インチ画面のiPhone 5sやiPhone 5cを使っていて、引き続き4インチスマートフォンを使い続けたい人は、iPhone SEに乗り換えない理由がない。
その上で、容量としては64GBのモデルを選ぶべきだ。強化されたカメラ機能や性能を生かすためには、より多くの写真やビデオ撮影と、よりたくさんのアプリを導入する必要があり、空き容量不足という制限をかけるべきではないからである。
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