iPhoneの「残念な音質」は劇的に改善できる モバイルビデオグラファー必携のツール

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IK MultimediaのLightning接続型ステレオマイク「iRig Mic Field」は、iPhoneの欠点を補うことができるガジェットだ
当連載は、スマートライフを実現するためのガジェットを紹介するコーナー。ここで紹介する商品は、筆者が実際に使用した(している)ガジェットの中から、「いいもの」だけを厳選している。当該企業から広告費などはもらっていない、中立なレビュー記事である。

 

iPhoneやiPadのLightningポートに直接接続し、ステレオ音声の記録を行うことができるようにするガジェットがあるのをご存じだろうか。IK MultimediaのLightning接続型ステレオマイク「iRig Mic Field」は、iPhoneのビデオ撮影の残念なところを克服できる、モバイルビデオグラファー必携のツールである。

iPhoneビデオは高画質、しかし……

上の画像をクリックするとアマゾンの特設サイトにジャンプします。

iPhoneは、2010年に発売されたiPhone 4以降、静止画の世界においては、最も活発に写真が撮影されるカメラ機種となった。写真共有サービスFlickrでは、iPhoneは上位のカメラとして常にランクされている。静止画の美しさに加えて、より注目すべきはビデオのクオリティの高さだ。

さっとポケットから取り出して、4K/30fpsの動画を撮影できるiPhone 6s、iPhone 6s Plus。しかも後者は光学手ぶれ補正機構を備えており、その効果も体験できる。ビデオカメラやデジタルカメラと違い、ズームには対応しないし、4Kのフレームレートも60fpsではない点に批判もあるが、品質の高いスナップ的な動画は、決定的瞬間をとらえることができ、圧倒的な機動力が魅力的だ。

撮影から(ある程度の)編集までをこなすことができ、ビデオのワークフローの世界を変える可能性を持っているiPhone。しかし映像の質が上がれば上がるほど、より明確に不満点が際立ってくる。

それが、音声記録だ。

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