iPhoneの成長、本当に止まってしまったのか

アップル最新決算にみえる懸念と希望

iPhoneの成長は止まってしまったかのようにみえる。しかし、そうは単純に言い切れないようだ(撮影:大澤 誠)

アップルは米国時間1月26日に、2016年第1四半期の決算発表を行った。欧米でもっとも購買が盛り上がるホリデーシーズンが含まれる決算は、これまで通り「過去最高」の収益を達成した。

しかしその内容と将来の予測は、必ずしも明るいものではなかった。

過去最高、しかし成長は止まったiPhone

アップルの2016年第1四半期決算は、759億ドルの収益を上げ、純利益は184億ドルという結果で、いずれも前年同期比からわずかな増加となった。また利益率は40.1%へと増加している。過去最高を更新する素晴らしい決算であったが、前年同期決算が前々年同期から30%の収益増加だったことを考えると派手さはない。

アップルは決算発表の中で、主要製品ごとの台数と収益を発表する。ここ最近の大きなトレンドは「伸び続ける稼ぎ頭のiPhone」「減少トレンドが顕著なiPad」「堅調に推移するサービス」「微増し続けているMac」「Apple Watch効果で押し上げられるその他のカテゴリ」の5点を指摘することができた。

2016年第1四半期決算について、前年同期比と比較しながら同じようにカテゴリのトレンドをみていくと、次のようになる。

次ページ今回の決算のポイントは?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 読んでナットク経済学「キホンのき」
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スクープ! 積水ハウス地面師事件<br>「封印された報告書」の全貌

「なぜ積水はだまされたのか」。2年前の地面師グループによる大型詐欺事件。謎を解く同社の内部資料を本誌が独自に入手した。だまされた積水が調査報告書の公開を拒む理由は。取引を承認した役員が現在も要職にある“闇”をいま明かす。