イケメン弁護士が直面する恋愛と結婚の現実 弁護士の婚活事情最前線<3>
こんなイケメンと付き合って、自分の好きなお店を提案すればついてきてくれるというのだからいいじゃないか、と言いたくなってしまうが、いかにも男らしい彼が、実は、あれしたい、これしたい、とどんどん引っ張って行ってくれるような女性がタイプだと、すぐに見抜ける女性は少ないのかもしれない。
基本的にちやほやされることが好きな女性は、自分がデートプランを考えなければならないと分かると、がっかりしたり、彼はそんなに自分のことが好きではないのかもしれないと自信をなくしてしまうのだろう。
イケメンでも弁護士になるとモテ方は変わるのか?
元々たくさんの女性に言い寄られてきた涼太だが、それでも弁護士になってからの方が、よりその数が増えたという。ただ、それは弁護士という肩書を手に入れたからということではなく、自分に自信がついたからだと話す。
たしかに、弁護士を目指す者は、大学卒業後すぐに働き始める学部の同級生たちを横目に、ロースクールで2、3年学び、司法試験を受験し、合格した暁には一年間の司法修習期間を過ごす。
その間、多額の授業料と貴重な数年という時間を費やしても、司法試験には合格できず、何者にもなれないかもしれないという不安な気持ちで過ごす者は多いのだろう。
晴れて合格し、司法修習生となった後も、世間の人からすれば、司法修習生の存在はいまいち認知度が低く、司法修習生って何?まだ弁護士じゃないんでしょ?など冷たい反応をされてしまうこともしばしばだという。
そう考えれば、自分に自信を持った涼太が、ますます魅力的になり、よりモテるようになったというのもうなずける。
女性を落とすことにはそれほど積極的ではない涼太だが、出会いには結構積極的で、月に3、4回は、弁護士仲間や、慶應時代の友人と一緒に合コンをしているという。相手はCAや企業の一般職の女性、女子大生など、王道ともいえるメンバーだ。