8位のシマノは、欧州向けの自転車部品の出荷が減少。ユーロに対する円高も響く。前期まで純益は4期連続で過去最高を更新してきたが、ついに途絶える公算が大だ。
前期が赤字でさらに赤字幅が拡大するのがアンジェス MG(15位)、ヘリオス(18位)、メドレックス(29位)、セルシード(35位)のバイオベンチャーだ。研究開発費が先行する業態とはいえ、4社とも上場して以来、一度も黒字化していない。アンジェス MGは、02年12月期から14期連続の赤字だ。
メドレックスは“上場がゴール”の典型パターン
さらにヘリオスを除く3社は決算短信に「継続企業の前提に関する重要事象等」が付記されている。メドレックスは2013年2月に上場したばかりで、“上場がゴール”の典型パターンだ。株価は2013年5月に7000円台をつけたが、足元では500円台で推移。上場した意義を厳しく問われるべきだ。
上位70社ランキングはこちら(四季報オンライン)
(週刊東洋経済2016年3月26日号「投資の視点」から転載)
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