【産業天気図・工作機械】受注低迷止まらず。一部メーカーは来期続落懸念が濃厚に

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 むしろ、今後予想される世界各国の景気対策の息切れ懸念や自動車取得支援策による需要先食いの反動減などを考慮すると、仮に今期は07年度までの活況時に溜まった受注残消化により大幅減収減益ないし小幅赤字で乗り切れたとしても、来期のスタート時は今期以上に心もとない状況に陥っている恐れが高まりつつある。「中国が好況と言っても、その個人消費は世界のGDPの数%。約3割を占める米国の消費が元気を取り戻すまで、景気回復は非常に緩やかなものにならざるを得ない。

世界の設備投資の回復は10年度後半からでは」(エコノミスト)といった見方が広がっている点なども踏まえ、最新の「会社四季報」秋号では森精機製作所<6141>やオークマ<6103>、東芝機械<6104>など一部の大手、中堅機械メーカーについて今10年3月期期あるいは来期の収益予想を引き下げた。
 
 旧式機械の入れ替えなど必要最低限の更新投資は、自ずと規模に限界がある。その反面、これまでのリストラ努力で各メーカーの損益分岐点は下がっており、受注さえ好転すれば以前よりも利益の出やすい体質に改善しているのも確か。ユーザーはいつ生産規模拡大に踏み切るのか−−。そのタイミングを、業界は好況時に積み上げた蓄えを切り崩しながら、固唾をのんで見守っている。

(内田 史信)

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