米西海岸のユーザーに聞く-どのようにキンドルを使っていますか?《アマゾンの正体》
キンドル2の大きさは読むのにも持ち運ぶのにも私にはちょうどいい。キンドルは第1章を無料で読むことができるので、まずは多くの本をサンプリングしてさっと読んで、気に入った本だけを買う。でも、今でもよくわからない機能がある。テクニカルサポートは利用しない人も多いので、アマゾンがキンドルのユーザーコミュニティを設置したことはいいことだと思う。
私の書店には今、キンドルを展示している。飛行機の利用者は出張が多いので、電子ブックへの関心がものすごく高い。だからキンドルの貸し出しサービスも始めたのよ。
(4)ロンさん (シリコンバレーのエンジニア)
書店のボーダーズや、ソニースタイル(ソニーショップ)に行って、ソニーの「リーダー」をチェックしたんだ。デザインはすごくいいと思う。でも本のダウンロードにパソコンが必要なので結局、キンドル2を妻の分も含めて2機買った。結婚記念日だったんだ。2人とも同じ本を買ったら損なので、お互いのキンドルを取り替えながら使っている。
便利なのは新聞購読機能。毎朝ジムに持って行き、バイクに乗りながら、月額14・99ドルのウォールストリート・ジャーナルを読んでいる。ランチタイムにはオフィスから外に出て、公園でサンドイッチを食べながら、軽めのミステリーを読んだりもしている。週末に海辺にキンドルを持っていき、夫婦そろってキンドルを読んでいることもあるよ。
(5)ナタリーさん (中学校の教師)
同じ教師をしている息子から誕生日プレゼントとしてキンドル2を贈ってもらったの。愛読しているのは、シャーロック・ホームズのシリーズもの。いつもバッグの中に入れて持ち歩き、孫娘にも読み聞かせているわ。今私は77歳。ずっと読書が大好きだったのに、年齢とともに小さな活字が見えにくくなってきたので本当に悲しかった。でも、キンドルだと活字を大きくして読めるので、また読書が楽しくなったわ。
サンフランシスコのベイエリアの私立高校では、寄付を募って、重くてかさばるうえに高価な紙の教科書からキンドルへ切り替えることも討議されているのよ。キンドルを使えば、改訂も簡単にできるし、生徒が教室を回るのも便利でしょ。これから学校でどんどん使われるようになるでしょうね。