(第12回)コミュニケーションツールとしてのPC・携帯電話

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●PCは「マイペースな情報受信」ツール

 母親の1日の平均メール受信数(メールマガジンを除く)は6.8回ですが、1日に10回以上メール受信する人の割合が20%を占めることから個人によってメールの活用度に大きく差があることがわかります。一方で、1日の平均メール送信数は2.5回で、受信に比べ圧倒的に少なく、PCは主に受信に利用されている状況が伺えます。1日平均10回以上メール送信している人の割合は2%に過ぎません。また、タイプ別にみると、流行に敏感で情報大好きなミーハー・ママは、1日平均の受信メール数7.7回で、全てのタイプの中で最多です。

 子育てや家事で毎日忙しいママにとって、PCは自分の時間に合わせてじっくり落ち着いて見られる、コミュニケーションツール。特にまとまった情報を受信するのに適したツールとして活用されています。

●携帯電話は、夫や友達との「情報キャッチボール」ツール

 PCのように受信に偏るのではなく、携帯電話ではメール送信と受信を同じ頻度(1日の平均送信数4.7回、受信数4.6回)で利用しており、情報をキャッチボールしている様子が伺えます。

 メールの相手は、1位夫(79%)、2位ママ友達(69%)、3位ママ友達以外の友達(56%)となっています。
 2位のママ友達のやりとりとしては、「ランチ会や遊び企画の案内などは携帯に一斉メールしますね。幼稚園だと送りやお迎えの時間が違うこともあるので携帯で連絡する方がラクです」といったコメントから、子どもを通して広がる社交の場に参加するために、携帯メールがしっかり役立てられていることが分かります。
 一方、携帯電話での1日の平均通話回数は平均1.9回で、今や携帯はメールでのコミュニケーションが主流。通話の相手は、1位夫(82%)、2位自分の両親(50%)、3位ママ友達(34%)。
 通話相手での2位に自分の両親が入った理由として「自分の親には時間ができたときに、声を聞かせてあげたい」といった声が挙げられることから、普段母親として忙しい彼女たちの「娘」としての顔が垣間見られます。
 携帯電話を介しては、メールも通話も相手は夫が1位で、夫婦間の頻繁なコミュニケーションが伺えます。しかしながら、中身を聞いてみると、「夫とのメールは帰宅時間などの連絡だけでそっけない」とシンプルな様子。ほぼ毎日会う夫とは、顔を見て話す時にこそしっかりコミュニケーションしたい、ということでしょうか。

 このように、PCと携帯電話の両方が日常的に母親のコミュニケーションツールとして活用されており、さらにそれぞれ、PCは「マイペースな情報受信」ツール、携帯電話は「情報キャッチボール」ツール、と異なる使い方がなされていることが分かります。母親をターゲットとしたコミュニケーションをする際、読み物などじっくり見て欲しい場合はPCをメディアとする等、同じデジタルメディアでもPCと携帯電話の使い分けを意識すると、母親たちの日常的コミュニケーションにエンゲージすることが可能になるのではないでしょうか。
マッキャンエリクソン「Real Mothers リアルマザーズ」
マッキャンエリクソンの独自調査システム、マッキャン・パルスなどから、今日の母親の思考、感情、ディマンドを探り、彼女たちのリアルな姿をあぶりだすことを目的としたプロジェクト。
2004年から毎年、調査結果を小冊子にまとめて公表しています。
http://www.mccann.co.jp/insights/realmothers/about.html
(株)マッキャンエリクソン「Real Mothers リアルマザーズ」編集部

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