クリントン氏の視線は、「本選」を向いている

トランプ氏への批判を本格化

 3月2日、「スーパーチューズデー」でた候補に大差をつけて勝利を収めたヒラリー・クリントン前国務長官は既に、同じく大勝した共和党ドナルド・トランプ氏に照準を定めているようだ。フロリダで1日撮影(2016年 ロイター/Javier Galeano)

[ワシントン 2日 ロイター] - 米大統領選の党候補指名争いの天王山「スーパーチューズデー」で、11州中7州で勝利を収めたヒラリー・クリントン前国務長官は既に、同じく大勝した共和党ドナルド・トランプ氏に照準を定めているようだ。

民主党では「民主社会主義者」を自称するバーニー・サンダース上院議員も指名を争うが、スーパーチューズデーを経て、クリントン氏は優位を固めつつあるため、トランプ氏に集中する余裕が生まれている。

トランプ氏を厳しく批判

クリントン氏は早速、不法移民対策などでメキシコとの国境沿いに壁を築くことを提唱したトランプ氏を厳しく批判した。クリントン氏は、マイアミでの集会で「今回の選挙の意味は、かつてないほど大きい。相手方の主張がこれほどまでに低レベルだったことはない」と強調。「米国の分裂を図ろうとするのは間違っている」と語気を強めた。

ニューヨーク・タイムズ紙の集計によると、現時点での代議員獲得数は、クリントン氏が527人、サンダース氏が325人。民主党の指名を獲得するには、2383人の代議員獲得が必要になる。

民主党ストラテジストのジム・マンリー氏は、クリントン氏が早速トランプ氏を攻撃したことは必然ではあるが、危険もはらむ、と指摘。

マンリー氏は「クリントン氏が本選に目を向け始めなければならないことは確かだ。ただリスクもないわけではない」と話す。トランプ氏が反撃することは必至であり「まさに急所を突いてくるはず」という。

次ページトランプ氏は古いスキャンダルを蒸し返す構え
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • あふれる独自性 ニッポンのすごい研究者
  • 本当は怖い住宅購入
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
改正対応待ったなし!<br>働き方と仕事の法律

同一労働同一賃金の本格化、中小企業でのパワハラ防止対策の義務化など、今年は重要な改正法の施行が目白押し。2022年に施行される法律の要点に加え、昨年の4月に施行された改正民法も総点検。改正ラッシュへの備えを万全にするための法律虎の巻です。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT