コンサルタントにとって必須スキルとは何か 学生時代にやっておくべきこととは?

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大半の学生さんは、コンサルの仕事に直結するようなスキルの準備はほぼしていません。それでも採用される人は採用されるし、そうでない人はされないということです。

そもそも新卒採用の段階ではポテンシャルで採用をするわけですから、一言でいうと知識よりも、新しいことを学ぶ貪欲さや柔軟さや素直さ、考える力や伝える力、粘り強さという漠然としたものが上位の概念になります。

わからないことに対する対応力と忍耐力

コンサルの面接では、「日本で年間に消費されるトイレットペーパーの長さは?」などの意味不明な質問をされることが多々ありますが、これもわからないことに対してどのような思考回路(考えるクセを持ち、どのような対応力と忍耐力を発揮できるかを見ているわけで、何もクイズ番組的な知識を求めているわけではありません。当然、正解である必要もないわけです。

このようなことは日常生活において前提を疑う練習や、物事のつながりを考えるクセ、物事を分解・整理するクセ、知らないことを知ろうとする好奇心などを日々発揮してきている必要があります。

仮に、たとえば難関資格を持っているけれど考えるクセのない人と、無資格だけど考えるクセのある人がいるならば後者が採用されるでしょう。なぜならば後者のほうが応用力や横展開力が強そうで、将来性を感じさせるからです。

外から見るとコンサルの仕事は、知識で勝負をしているように思えるかもしれません。そういった側面もありますが、それでもすべての業界のすべての知識を持てるわけではありませんので、その都度、身に付ける必要があります。

したがって、新しいことを迅速に学習するために、自分なりの学習のスタイルの確立であったり、自分なりに考えて物事を整理し、咀嚼して相手に伝えるといったことがより重要になります。

要は、つねに新しいことを学ぶ姿勢であったり、自分と自分の周りの出来事について情報を鵜呑みにしたりせず、周りに流されない力をどれだけ日々養えるかです。意識しないと毎日は惰性で過ぎて行ってしまいますから、意識して訓練をすることです。

たとえば新聞を読んでおしまいでなく、気になった記事によって影響を受ける業界や会社はどこかを考え、自分で深掘りするようなことです。特定の記事について興味を持ち、時系列で新聞報道などを追って、そこから自分なりの意見をまとめるとするというのもいいでしょう。毎日乗る満員電車がなくならない理由は何か、無料で提供されるサービスの目的と収益構造はどうなっているのかなど、考えるネタは身の回りにいくらでもあります。

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