就活は何よりも「スタートダッシュ」が大切だ

説明会や内定出しも、昨年より前倒しが進む

――企業の採用活動に変化はありますか。

大西哲朗(おおにし てつろう)/リクルートキャリア 新卒事業本部 マネージャー。学生時代は人工知能・情報学を専攻。入社後はリクナビのシステム部門でレコメンドやデータのシステム開発設計、改良などに携わる。2014年より現職

昨年からの傾向として、会社説明会の開催の仕方が変わってきています。採用広報活動が12月解禁だった頃は、webなどでのプレエントリーによってある程度応募者の母集団を募ってから大規模な説明会を開き、どの学生にアプローチしていくかを決めていました。しかし、そのやり方が去年くらいから崩れ始めているのです。

エントリーがあるとすぐに説明会などを開き、学生と直接接点を持ち、関係を維持するようになってきました。企業は何回も説明会をしなければならなくなるので、より大変な状況になっています。

しかし、一度に大勢の学生に出会えなくても、すぐにコミュニケーションをとっていかないとホットな状態を保てない。そう考える企業が増えています。それは、中小企業でも大企業でも、あまり変わらない傾向です。

つまり、早く動けば動くほど、企業と接触する機会が増えるという構図になっています。昨年も、4月の段階ですでに2~3社の内定を持って就活を継続している学生が結構いましたし、8月の内定獲得率は約65%でした。

個人的には、今年6月の内定獲得率は45%くらになると予測しています(昨年の6月時点は約35%)。それだけ、短期間に選考が進んでいく可能性が高くなっています。

自分の仕事選びの軸を明確に

――学生はどのように行動すればいいのですか。

早い段階から自己分析や業界研究などをして、自分の仕事選びの軸を明確にして動くことが大事です。しかし、3月の今の時点で、まだ明確になっていないという人も少なくないことでしょう。

そんな学生には、このタイミングでじっくり考えるのではなく、あえて「まずは動いてみよう!」と言いたい。とにかく、この業界・仕事だけは嫌だというものを外して、どんどんあたってみる。自分の可能性を閉ざすことなく、行動量をアップさせるべきです。

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