中高一貫校・本当のお買い得校ランキング--入りやすくて、しかも中高6年間で学力が伸びる学校はここだ!《本当に強い中高一貫校》

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大学通信情報調査・編集部ゼネラルマネジャー 安田賢治(本文)
情報調査・編集部 荻原 純(ランキング)

私立中高一貫校を選ぶときに、保護者が最も頼りにするデータが中学入試の偏差値と大学合格実績だ。偏差値はその私立に入るための学力の目安になり、合格実績は進学後どんな大学・学部に入学できるのかの目安になる。

この中学入試に必要不可欠な二つのデータを併せて作成したのが「学力伸長度」と「卒業時偏差値」だ(算出方法は「表の見方」を参照)。

卒業時偏差値は、簡単にいえば合格している大学の平均難易度。その卒業時偏差値と中学入学時の偏差値とを比べたのが学力伸長度だ。これを見れば、入学時の偏差値が低くても卒業時の偏差値が高い一貫校を見つけることができる。学力伸長度の高い学校は、6年間で生徒の学力を大きく伸ばしていることになる。

学力伸長度ランキングのトップは三田(さんだ)学園。入学時の偏差値に比べ、卒業時偏差値が16・3ポイントもアップと、驚異的な伸びを示した。今年から共学に変わったが、6年前は男子校だった。関西学院大と提携し、優先的に進学できるクラスを設けるなどで、近年人気が上昇している。

2位の暁星国際は東京九段にある暁星学園を母体に、帰国子弟の教育を主軸として1979年に千葉の木更津市に開校した。現在、中学には3コースが設けられ、特進・進学コースでは難関大合格を目指している。合格者数を見ると早慶は多いがMARCHが少なく、合格者総数も多くない。少数精鋭で、合格している大学の中身が濃いといえよう。

3位は香川誠陵。関関同立への合格者が多いのが特徴だが、早慶やMARCHにも合格者は多い。近畿地方の一貫校とは異なった実績だ。

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