まさに今展開されている、彼女の政治的立場を考えての発信ともとれなくもありませんが、それほど夫を愛しているのかも知れません。しかし、この手記によって、ビル・クリントン氏は公人として立派であったとしても、個人としてはますますつまらぬ人間に見えるようになりました。
今回の宮崎氏の議員辞職表明会見を前に、夫人は「恥をかいて来なさい」と言って、夫を送り出したようですが、これまでその兆候には、周囲は気付かなかったのでしょうか。
彼がこれまでも複数の女性と関係してきたことは、本人もほぼ公言しているようなもので(「さまざまな女性に傷をつけた」「自分から言い寄った」など)、それを夫人が気づかなかったわけがありません。夫人が相当悩まれ苦労したことは想像できます。
しかしそれでも過去の複数回の不倫時は、表沙汰にならなかったとはいえ、それが下地で今回の報道に繋がったのです。育休を公言し、「家族が大事、子供が大事」を唯一の「売り」にしている夫議員の致命傷になる行為を、ここまで気づかなかったか、あるいは放っておいた「リスク管理」の責任は、厳しいようですが周囲の人にも、自民党にもあると思います(もちろん彼女には100パーセント同情しますが)。
ともかく彼が相当のワルであることだけが、今回の記者会見で明らかになりました。この二組の夫婦の最大の違いは、宮崎氏にまったく反省が感じられないということです。
政治家はそんなにヒマなのか
今も昔もそうですが、政界に不倫が多いのは腹立たしい限りです。巷や芸能界でもその噂を聞くのは不愉快ですが、政治家はそんなにヒマなのでしょうか。
最近では、夫の弔い選挙によって議員になった女性議員の派手な不倫事件(男性議員側に妻子あり)がありましたし、昔ですが、3本指で愛人になるよう持ち掛けた元総理のお粗末な話もありました。
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