61. 京都の六角堂には「へそ石」と呼ばれる石があり、かつてここが京の都の中心地だったことを物語っている
62. 大阪の大東市にある「臍の王神社本宮」は、へその緒を祀り、安産、家内安全、子孫繁栄を祈願する神社
63. 臍の王神社本宮では、夏祭りに「臍の王宮へそおどり」という行進踊りが催される
64. 滋賀県栗東市に「へそ」とい地名がある。臍ではなく、古くから麻織物の産地だったことに由来するという
65. 奥多摩の名物のひとつ「へそまんじゅう」。永禄6年に辛垣城を攻めた北条左京太夫氏康父子の軍の兵糧に由来するといわれる
66. 静岡の焼津あたりでは「カツオのへそ」と呼ばれる珍味が存在する。その正体はカツオの心臓
67. 「てんぶす」は沖縄の方言でへそを意味する言葉
68. 「へそを見つめる」とは、「瞑想にふける。考えるばかりで何もしない」という意味
69. 英語で「navel gazing」は「一人よがりの自己反省」を意味する
70. 「臍(ほぞ)をかむ」とは、悔やむこと、後悔しても及ばないこと。へそを噛もうとしても口に届かないことから、どうにもならないことを悔やむという意味をもつ
へそのゴマをきれいに取る方法は?
71. 「へそで茶を沸かす」と「へそが宿替えする」は同じ意味。おかしくてたまらない、笑止千万といった意を表す
72. 「へそ曲がり」のへそは人体の臍ではなく「綜麻(へそ)」
73. 綜麻は布などを紡ぐ前の糸巻きで巻いた状態の麻糸。この巻き方が整っていないと布を紡ぐ作業が困難になることから「へそ曲がり」という言葉が生まれたといわれる
74. 「へそくり」の語源は諸説ある。昔、女房が内職で綜麻を繰って賃銭を蓄えた「綜麻繰り金」に由来するとの説が有力
75. 一年のちょうど真ん中にあたることから「六月三十日は年の臍」ともいわれる
76. 古くから日本に伝わる「雷が鳴ったらへそを隠せ」「雷様にへそを取られる」といった俗信は、子どもがお腹を冷やさないようにと昔の人々が考えたものとされる
77. 梅干しをへそに貼りつけると乗り物酔いの防止効果があるという迷信があるが、医学的根拠はない
78. へそゴマの正体は垢や埃、石鹸かすなどが蓄積したもの
79. へそのゴマを取る場合はベビーオイルなどを含ませた綿棒で軽く拭う方法が推奨されている。料理用オリーブオイルでも代用可
80. へそのゴマがきれいに取れるケア商品『へそゴマカラメトール』も登場。汚れを吸着しやすい植物由来のオイルが含まれたジェルと綿棒がセットになっている
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